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気体は、その温度に応じて、膨張⇔収縮をし、体積を変化させます。
例えば、ある一定の質量の空気があり、このときの気温を20℃とします。
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・気温が30℃に上昇すると・・・
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もし気温が10℃上昇して、30℃になったとしましょう。
そうすると、空気は膨張し、質量は変化しませんが、容積が大きくなります。
空気中の酸素量は変化せずに容積だけが大きく膨張しているので、
気温20℃のときと比べると、同一容積中の酸素の濃度は薄くなってしまいます。
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・気温が10℃に下降すると・・・
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気温が20℃から、10℃に下降すると、空気は収縮(ちぢむ)します。
そうすると、空気の質量は変化しませんが、容積が小さくなります。
空気中の酸素量は変化せずに容積だけが小さく収縮しているので、
気温が20℃のときと比べると、同一容積中の酸素の濃度は濃くなります。
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このように、吸入空気の温度を低い状態にすると、同一容積中の酸素濃度が上がり、
一度にたくさんの酸素を吸入できるので、エンジンパワーが向上するのです。
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吸気温度の違いによるパワーカーブの違い
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