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第34回 |
<足回りのセットアップ編> その1 |
<2006年6月19日> |
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お久しぶりです・・・。
すいません、アップが遅れて・・・・・。
GTもないのに何でアップが遅れるんだって? それは、まあ、あの、その・・・・・・・・、 |
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じつは、ある商品の開発に、没頭している毎日でして、これが時間がかかるというか、奥が深いというか、勉強しなければならないというか、まっ、大変なのです。
で、いったいどんなパーツかって? そんなこと、まだ言えませんよ。
秋ぐらいになれば、ちゃんとお知らせしますから・・・・・。
BILLIONって言えば夏なのに、なんで秋なのよ!(なんか今日は突っ込みが厳しいな・・・・・、自分で突っ込んでるだけか・・)だから、それは、ちょっとBILLIONとはチャンネルが違うというか、なんというか・・・・・。
まっ、楽しみにして待ってて下さい。
さて、今回からのテーマは、足回りのセットアップです。
いくらドラテクを磨いても、セッティングが決まっていないと、速くは走れませんよね。
中でも、足回りのセットアップはドラテクと直結しており、正しい乗り方ができていないと、正しくセットアップをすることはできません。レースでは、セッティングが決まっているクルマに乗ると、クルマが乗り方を教えてくれるとまで言われるほど、足回りのセットアップは、ドラテクにとって重要な項目なのです。
たまに、「足回りのセッティングはドライバーによってかなり違う」とか、「このセッティングは、ちょっとピーキーで、乗りこなすのは難しいけれど、乗りこなせればタイムが出る」といったことを聞きますが、タナカ的にはありえない話です。
良いセッティングなら誰が乗っても速い。悪いセッティングなら、誰が乗っても遅い。というのが、タナカの持論です。
たとえば、ピーキーなクルマは、誰にとってもピーキーであり、限界付近では、とても走りづらいクルマになります。たまに、そんなセットアップでもある程度、タイムが出せる人もいますが、ピーキーな特性をマイルドにしてあげると、もっと速く走れるはずです。
本当に良いセッティングは乗り手を選ばない、とするのが正しい認識です。
もちろん、ドライバーが間違った運転をしている場合は別です。こんな場合は、セッティングをどうのこうのという前に、運転方法を正すのが先決です。
また、足回りのセットアップといっても、なにも難しく考える必要はありません。
曲がる/曲がらない、怖い/怖くない、安心できる/できない、といったような、誰でも感じられる、単純なことの積み重ねで、セットアップは行われます。
また、ビギナーなので、セットアップの前にもう少しドラテクを身に付けてから・・・なんて言ってる人もいますが、ビギナーが怖いと感じることは、エキスパートでも怖いと感じますので、自信を持ってセットアップに取り組んでくださいね。
レーシングドライバーでも、セットアップが決まっているクルマに乗れば、技術が向上し、セットアップができていないクルマに乗り続ければ、技術は低下します。そうです、足回りのセットアップが決まっていないクルマに乗り続けると、必ずヘタクソになってしまいます。「自分はまだテクニックがないから・・・」といって、セットアップできていないクルマに乗り続けることは遠回りになるだけなのです。
高価な車高調を購入しても、セッティングをせず、「車高が下がってカッコいい」だけでは、かなり前途多難です。ちゃんと自分のゲージで、車高調の良し悪しを判断できたら、それだけでも楽しいですよね。さらに、そこからイジる方向性もわかるようになりますから、どんどんイジって走って試したくなるハズです。
そして、足回りのセットアップを考える前に、何よりも最初に理解してもらいたいのは、いくら正しいドラテクをマスターして駆使しても、タイヤのグリップ以上に速く走ることは不可能だということです。セットアップとは、いかにしてタイヤのグリップを有効に引き出すかがポイント。つまり、タイヤに合わせることが基本です。
セットアップがうまくいってないと、再現性が難しく、ドライビングの幅が極端に狭くなります。もちろん、クルマが唐突な動きをするようなセッティングでは、リスクが高くなるワケです。ちゃんとセットアップされたクルマは、タイヤを有効に使えるワケですから、誰が乗っても速くて、安心できるハズです。
さあ、次回から本格的に始まる、足回りのセットアップ編。
まずは、車高調に関することから、じっくりお話します。乞うご期待!!
突然ですが、
次回からの内容をより楽しく、明確に理解してもらえるために、ドラテクに関することをクイズ形式で、今回から出題しちゃいます。
では問題です。
一般的に、前後ともみなさんのクルマの車高を下げると、クルマのフィーリングはどう変わるでしょう?
もちろん、タイヤとボディーとの干渉や、路面との干渉は、無いと仮定します
@ 全体的にロールが少なくなる。
A 重心が下がることで、スポーツ性が向上し、クルマが"キビキビ"動く。
B キャンバーがネガ方向に付くのでコーナリングの限界が上がる。
さて、間違えているのはどれ???
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次回更新は、7月15日を予定しております。 |
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