本当の適正空気圧は??? |
では、実際どうやって適正な空気圧を見つければいいのか?
答えは、タイヤ温度にあります。
走行後に、図のA、B、Cの部分の温度を計測する(右の写真の様によくサーキットでタイヤサービスの人がやってるでしょう?)のです。 |
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計測のポイントは、タイヤの表面で測るのではなく、ブロックの中の温度を計測することです。
だから、タイヤ温度計は非接触のタイプはNGで、必ず、ブロックの中まで刺して計測するタイプの温度計が必要です。(BILLION デジタルテンプテスタ−が最適!)
なぜかというと、構造のゴムと、トレッドのゴム(コンパウンド)の継ぎ目あたりが一番、蓄熱しているからなんです。(タイヤ表面だと、すぐに温度も下がってしまいますので正確なタイヤ温度は計測できません。) |
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タイヤは、強く路面に押し付けられている部分の温度が上昇する特性をもっていますので、この温度によって、トレッドのどの部分が強く路面に押し付けられているかが、わかるのです。 |
たとえば、 |
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なら、トレッドの真ん中が強く押し付けられている。
ということは、空気圧が高すぎるという判断になります。 |
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反対に、 |
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だと、両外が強く押し付けられているので、空気圧が低すぎるという判断になります。 |
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また、 |
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のように、温度に傾きができる場合、これはキャンバーの問題で、この場合でもBがAとCの間に入っているようなら、適正な空気圧と言えます。 |