クーラントには一定の性能レンジがあります。
この性能レンジはクーラント濃度によって変化させる事ができ、使用環境により不凍性能重視、
または冷却性能重視に振り分けて使用されています。
クーラントは絶対に凍結してはならないため、突発的な気温の低下にも対応できるように最低気温から5〜10℃は不凍効果を高く維持する必要があります。しかし、四季のある日本では寒冷地でも夏季には気温30℃を超すこともあり、不凍性能を重視するために濃度を高く設定したクーラントでは十分な冷却効果が得られない場合があるのです。
地 区 |
気象庁観測史上の最低気温 |
北海道地区 |
マイナス41.0℃ |
北東北地区 |
マイナス20.6℃ |
南東北地区 |
マイナス18.3℃ |
甲信越地区 |
マイナス23.1℃ |
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