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クーラントは1年中エンジンやラジエターの中に封入されています。
1年中クーラントはその性能を発揮しなくてはなりませんが、その中でも冬は凍結の危険性が発生する季節でもあります。
クーラントが凍結すると、上記イラストの様にラジエターコアやシリンダーヘッド・シリンダーブロックの損傷を招きます。
凍結によるトラブルは、寒冷地や豪雪地域では毎年確実に起こっており、修理に多額の費用が必要とされます。
また、たまたま寒冷地に立ち寄った都会派ドライバーに多いのが特徴です。
現在クーラントの主原料は、不凍性能のある「エチレングリコール」が採用されています。
エチレングリコールは水と混合させて使用し、濃度を変えることで、不凍性能を調整することができます。
また、エチレングリコールの濃度が濃くなるにつれて不凍性能は向上していきますが、約60%を超えると、逆に不凍性能が低下してしまう性質をもっております。
使用地域の最低気温により、約30%〜60%の濃度で使用されるのが、一般です。 |
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